夏の暑さの中で水分補給をする高齢女性

8月は熱中症の最危険月

消防庁のデータによると、8月は年間熱中症救急搬送者数の約30%が集中する最危険月です。 特に65歳以上の高齢者と5歳未満の子どもは、体温調節機能が弱く重篤化しやすいのが特徴ですね。

でも安心してください。適切な危険度判定と予防策で、リスクを大幅に減らすことができますよ。

熱中症危険度チェッカー

WBGT指数って何?知っておきたい基礎知識

WBGT指数とは

WBGT(湿球黒球温度)は、気温だけでなく湿度や日射も考慮した「体感される暑さ」の指標です。

  • • 環境省が熱中症予防に推奨
  • • 世界保健機関(WHO)も採用
  • • 東京オリンピックでも活用

計算方法

屋外:WBGT = 0.7×湿球温度 + 0.2×黒球温度 + 0.1×気温

このツールでは気温と湿度から簡易計算を行い、より身近で使いやすい形でお示ししています。

年齢別の注意ポイント

乳幼児(0-5歳)

体温調節機能が未発達で、大人の2倍の速度で体温が上昇します。 言葉で不調を伝えられないため、保護者の注意深い観察が重要ですね。

チェックポイント:顔の赤さ、汗の量、機嫌の変化

学童期(6-18歳)

運動時の熱中症リスクが高く、部活動や外遊びでの注意が必要です。 「まだ大丈夫」と無理をしがちな年代でもあります。

予防のコツ:15-20分ごとの水分補給習慣づけ

成人(19-64歳)

仕事や家事に集中するあまり、水分補給を忘れがちです。 エアコンの効いた室内から急に外に出る時も要注意ですよ。

対策:スマホのアラーム機能で定期的な水分補給

高齢者(65歳以上)

暑さや のどの渇きを感じにくく、気づいた時には脱水が進行していることも。 室内での熱中症も多いため、エアコン使用をためらわないことが大切です。

家族ができること:定期的な安否確認と水分補給の声かけ

今日からできる3つの予防策

💧

こまめな水分補給

のどが渇く前に、15-30分おきに100-200mlの水分を摂取しましょう。

  • • 起床時コップ1杯の水
  • • 外出時は多めに持参
  • • スポーツドリンクも活用
🌡️

環境づくり

室温28度以下、湿度60%以下を目安に、積極的にエアコンを使用しましょう。

  • • 扇風機との併用で効率アップ
  • • 遮光カーテンで室温上昇防止
  • • 外出時は日陰を選んで歩行
👕

服装の工夫

通気性の良い薄手の衣服で、熱の蓄積を防ぎましょう。

  • • 白や薄い色の衣服を選択
  • • 帽子・日傘で直射日光をカット
  • • 冷却グッズの活用

もしも熱中症になってしまったら?

緊急性の判断

すぐに119番通報が必要な症状

  • • 意識がない、朦朧としている
  • • 呼びかけに反応しない
  • • 体温が39度以上
  • • けいれんを起こしている

応急処置の手順

  1. 1. 涼しい場所に移動
  2. 2. 衣服をゆるめる
  3. 3. 首、脇の下、太ももの付け根を冷やす
  4. 4. 意識があれば水分補給
  5. 5. 改善しなければ医療機関へ

水分補給のポイント

  • 経口補水液が最適
  • • スポーツドリンクも有効
  • • アルコール、カフェインは避ける
  • • 嘔吐している時は無理に飲ませない
  • • 少量ずつゆっくりと

今日からできる3つのアクション

  1. 1
    このツールをブックマークして、毎日の危険度チェック習慣を作りましょう
  2. 2
    スマホアラームを設定して、30分おきの水分補給を習慣化しましょう
  3. 3
    家族で情報共有して、お互いの体調を気遣う文化を作りましょう

あなたの熱中症対策や、このツールを使った感想をぜひコメント欄で教えてくださいね。 みんなで知恵を共有して、安全な夏を過ごしましょう!

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